ISO再認証審査
ISOの再認証(更新)審査が昨日行われました。
長年コンサルも使っておりませんので、外部の審査はISOの情報を収集する貴重なものと考えております。2008年版への対応も心配ではありましたが、事なきを得ました。
収穫だったことを記します。
①当社の設計は自社製品の設計と受注製品の設計があります。お客様からの仕様で設計を行う受注製品に7.3の設計・開発を適用するというと、やはり形式的な記録になりがちでした。
そのあたりを、2008年版で追加された7.3.1の注記を適用してみては、との情報。
さらに新規と類似とで手順を分ける方法も。うちにはいいかもしれない。
②8.2.3プロセスの監視及び測定で、うちでは、各プロセスごとに測定ポイントを決めて○×で評価しています。だいたいは、そのプロセスを通れば記録が出てくるわけで、その記録が本当に出てきているのか、というのをポイントにしていました。
そこで突っ込まれたのが、
全部○ですね。。。
昨年も全部○ですね。。。
是正・予防につながりませんね。。。
…プロセスをちゃんと達成したってことで○なのだから、いいんでないの?と思いましたが、その程度のものじゃないんですね、継続的改善ってやつは。
言ってしまえば、
是正・予防につながるような監視測定でなければ意味がないのですよ。記録が出ただけじゃ、スパイラルは上昇しないわけです。
なるほど。
そのあたりが有効性のある、価値のある指摘なわけですね。
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さらに、審査員さんの気づきを2点ほど教えて頂きましたが、なんと2点とも先月の内部監査で指摘された内容です。
要求事項からのアプローチの外部監査と内情をよく知る内部監査(要求事項を超越した監査になっています。笑)で同じ内容ということに私は驚きました。
うちのシステムにはその辺りに改善の余地があるということなのでしょう。
近年、システム見直しのテーマは、ISOを利用する、ということにしていますので、このたびの収穫でさらに利用し、成長していこうと思います。
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